10 November 2014

ベースオイル これさえあればせっけん作れます編

せっけん作りに使われるベースオイル(植物オイル)で、手に入れやすくお値段も手ごろなオイルを紹介します。




  • オリーブオイル
  • ココナツオイル
  • 米ぬかオイル
  • キャノーラオイル
  • グレープシードオイル





=脂肪酸塩とその他の成分について=
  • オレイン酸塩 - 冷水によく溶け洗浄力、泡立ちもよい。やわらかいせっけんとなる。
  • パルミチン酸塩 - 冷水では溶けない。温水で洗浄力を発揮する。硬いせっけんとなる。
  • リノール酸塩 - 水によく溶けるが洗浄力はあまりない。
  • ステアリン酸塩 - 温水で強い洗浄力がある。硬いせっけんとなる。
  • ミリスチン酸塩 - 冷水によく溶け洗浄力も強い。きめ細かい泡を作る。硬いせっけんとなる。
  • ラウリン酸塩 - 冷水によくとけ洗浄力もある。きめ細かく豊富な泡を作る。肌刺激性がある。
  • リシノレン酸塩 - カスターオイルにのみ存在する脂肪酸。水によく溶け硬い石鹸となる。他の脂肪酸との組み合わせで豊富な泡を作る。
  • スクワレン - 人間の皮脂に含まれる油分で、肌の水分と油分のバランスを良好に保つ。
  • ビタミンE - 肌の老化を防ぐ。せっけんの酸化を防ぐ働きも。
*脂肪酸塩とは脂肪酸とアルカリが反応してできる”せっけん”のことです



[オリーブオイル Olea europaea]

オレイン酸 63-81%、パルミチン酸 7-14%、リノール酸 5-15%、ステアリン酸 3-5%
スクワレンも1%ほど含まれる。
高い保湿効果、抗炎症もあるので軽いやけどや皮膚炎にも使われます。
長く乾燥させると硬く、ねっとりとした泡立ちのせっけんとなります。洗浄力も高く手作りせっけんでは一番人気のあるオイルです。使用感はさっぱりとしているのですべての肌タイプに向いています。
単一オイルせっけん(100%オリーブオイルせっけん)でもバランスが良い。


[ココナツオイル Cocos nucifera]

ラウリン酸 39-54%、 ミリスチン酸 15-23%、 パルミチン酸 6-11%、 カプリン酸 6%、 オレイン酸 4-11%、ステアリン酸 1-4%、 リノール酸 1-2%
肌の保湿、保護の効果に加え抗菌作用もある。硬く、泡立ちの良いせっけんとなる。肌に刺激性があるラウリン酸を含むため、配合を半分かそれ以下にすると良い。バージンココナツオイルでつくったせっけんはよりマイルドになる。使用感はさっぱり。オイリー肌向け。育毛効果もあるといわれるのでシャンプーバーにもいいかもしれません。冷水や硬水にもよく溶け洗浄力もあるので洗濯石鹸としては優秀です。


[米ぬかオイル Oryza Sativa]

リノール酸 32 - 47%、 オレイン酸 32 - 38%、 パルミチン酸 13-23%、 ステアリン酸 2-3%、 リノレン酸 1-3%
ビタミンEを多く含み、抗酸化作用もある。敏感肌向け。とてもやわらかいせっけんとなる。洗浄力は弱めなので乾燥肌・敏感肌向け。使用感はしっとりつるつる。いつか100%米ぬかオイルせっけんを作ろうと思っています。


[キャノーラオイル Canola Oil]

オレイン酸 32-62%、 リノール酸 15-22%、 α-リノレン酸 10%、 パルミチン酸 1-4%、 ステアリン酸 2%
肌への浸透性がよく保湿、肌をなめらかにする。安価なオイルなのでせっけんの嵩を増やしたいときに。100%キャノーラオイルせっけんはとてもやわらかく溶けやすい。 洗浄力はあるのでとろとろせっけんとして使ってもいいかも。


[グレープシードオイル Vitis Vinifera]

リノール酸 58-78%、 オレイン酸 12-28%、 パルミチン酸 5-11%、 ステアリン酸 3-6%
ビタミンEを多く含み肌をやわらかくなめらかにする。抗炎症、抗酸化作用があるので軽い皮膚炎にも使われる。こちらも嵩増し用オイルとしてせっけんに配合する。100%グレープシードオイルせっけんはやわらかく溶けやすいうえ洗浄力も弱いものになる。せっけんにするよりクレンジングオイルとしてのほうがグレープシードオイルの性質を生かせるのかも。



*** おすすめレシピ ***
  1. さっぱりせっけん(普通肌~オイリー肌向け)
    50% オリーブオイル、20% ココナツオイル、20% 米ぬかオイル、10% キャノーラオイル
    スーパーファット3~5% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ ココナツオイルを完全に溶かしたら他のオイルと混ぜる。苛性ソーダと水を混ぜ白濁から透明になったらオイルと混ぜる。空気を入れないように混ぜ、スティックブレンダーがあれば使用し少しずつ様子を見ながら混ぜていく。軽いトレースが出たらスティックブレンダーを使わずゆっくり混ぜる。エッセンシャルオイルやオプションを入れる。10分とたたずトレースがでるはずなのでもったりする前に型に入れる。軽く保温して24時間待つ。
      
  2. しっとりせっけん(乾燥肌~普通肌向け)
    30% オリーブオイル
    30% グレープシードオイル
    20% ココナツオイル
    20% 米ぬかオイル
    スーパーファット5~8% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ 1.のさっぱりせっけんと同じ。
      
  3. そんなにたくさんオイル買いたくないわよせっけん(すべての肌タイプ向け)
    100% オリーブオイル or 米ぬかオイル or キャノーラオイル
    スーパーファット3~10% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ 肌タイプによってスーパーファットの量を加減してください。
どのレシピも水の量が少なめなので、トレースが早くでます。マーブルなどの模様をつけたりオプションでハーブを入れる場合は軽いトレースが出た時点で加えてゆっくりしっかり混ぜます。軽く保温をしてじっくり24時間寝かせましょう。固まったのを確認したら型からだしてすぐに切ってもよし、周りが少し乾いて扱いやすくなってから切るもよし。せいぜい2~3日のうちには切りましょう。長く置くと硬くて切れなくなりますよ!

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せっけんの作成、使用に関しては十分安全に気をつけてください。
肌に合わない場合はすぐに使用を中止して専門家のアドバイスを受けましょう!


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