Showing posts with label SOAP MAKING. Show all posts
Showing posts with label SOAP MAKING. Show all posts

02 December 2014

せっけん 失敗談 - 油の酸化 -

Rancid Soap..


せっけんの酸化というのをはじめて経験しました。作ってから1ヶ月弱で薄い黄色い部分が現れ、ツンとしたきついにおいがします。

もともと失敗作で、どうにか修正できたかなあとも思ったのですがだめでしたね。
作ったときの記事はこちら

酸化しやすいといわれているグレープシードオイルをメインにしたことがどれくらい影響しているのかわからないくらい作業に失敗したので、グレープシードオイルを責めるのはやめておきます。

失敗の原因として考えられるのは、”鹸化がすすみきらなかった” に尽きると思います。
波のような模様をつけたかったので、型入れのときにせっけん液の温度がかなり下がってしまったのと、保温を怠りました。なんででしょうね、自分でもわかりませんが保温しないまま放置してしまったんです。一切ジェル化しないまま24時間後にむりやり型だし、切り分けたので未反応の油とアルカリがかなり残っていたと思われます。 切り分けた後にオーブンで温め、鹸化をうながしたのですが苛性ソーダ溶液を作ってから24時間以上たっていたので、アルカリ性度がやや落ちており温める前より少しは鹸化したものの、未反応の油が相当残ったと考えられます。要は意図せずスーパーファット分が多くなったのです。
ちょうど3週間くらいが過ぎたころ、気温が急上昇しゴールドコーストでは珍しいくらい湿度もあがったのも急な酸化の原因と考えます。

ネットで調べたところ、酸化したせっけんも洗浄力には問題がないとのことだったので細かくして食器洗いに使うことにしました。においがあるので細かく切ったものをビニール袋にいれて冷蔵庫で保管しています。1kgくらいあるんですよ・・・。しばらくは食器洗いせっけんには困りません。


更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村

22 November 2014

せっけん作り - ジェル化とは -

= ジェル化とは =
コールドプロセス製法では、型にせっけん液を流した後も鹸化がすすみ反応熱で高温が保たれます。この際、せっけ ん液が中心部から四隅に向けてやや透明がかった状態になっていきます。これがジェル化と呼ばれるもので、せっけん作りの工程では自然な現象です。型ごとタ オルなどで保温をすると、せっけん液全体の温度が高く保たれるので均一にジェル化がすすみます。
Soap in Gel Phase
 写真はジェル化の途中、四隅にまで進んでいない状態です。

型 に入れっぱなしで保温をしないと、せっけんの中心部だけ温度があがりジェル化することがあります。そうすると出来上がりのせっけんを切り分けたときに中心 部だけせっけんの色合いがやや濃いせっけんとなります。せっけんとしての使い心地や効果には何の問題もありません。見た目だけの問題なので、きれいなマー ブルや柄を入れる場合は保温状態にも気をつけるといいのではないでしょうか。

ジェル化させないためには、せっけん液 の温度をできるだけ下げ(室温~30℃程度)型に流してからも冷蔵庫にいれて冷やしておきます(24~48時間)。冷蔵庫からだしてさらに1~2日おいて から型だしです。時間がかかりますが、マットで明るい色合いのせっけんになります。ミルクを多く使ったレシピではせっけん液の温度がかなり上がるようなの で温度を低く保つように作業すると白いせっけんができます。ジェル化すると茶色みがかった色のせっけんになります。


ジェル化すると
  • 鹸化が早く進み、型だしまで24時間かからない
  • 型だしの時点でアルカリ度が8~9程度までさがっている
  • やや深い色合いのせっけんになる

ジェル化させないと
  • 鹸化と熟成に時間がかかる
  • ソーダ灰がせっけんの表面につく
  • 型だしの時点でアルカリ度がやや高い(10程度)
  • マットな、より白っぽい色合いのせっけんになる

自 然にジェル化するほうがせっけん作りにおけるメリットは多いですが、ジェル化させたくない場合はレシピの水の量をやや増やしせっけん液の温度を低くたもつ (35~40℃)のがコツです。型入れ後は冷蔵庫に入れ、固まったら型だし、切り分けとなります。トレースまでの時間も長くなるので、じっくり時間をかけ なければジェル化しないせっけん作りはできないんですね。


更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村

10 November 2014

ベースオイル これさえあればせっけん作れます編

せっけん作りに使われるベースオイル(植物オイル)で、手に入れやすくお値段も手ごろなオイルを紹介します。




  • オリーブオイル
  • ココナツオイル
  • 米ぬかオイル
  • キャノーラオイル
  • グレープシードオイル





=脂肪酸塩とその他の成分について=
  • オレイン酸塩 - 冷水によく溶け洗浄力、泡立ちもよい。やわらかいせっけんとなる。
  • パルミチン酸塩 - 冷水では溶けない。温水で洗浄力を発揮する。硬いせっけんとなる。
  • リノール酸塩 - 水によく溶けるが洗浄力はあまりない。
  • ステアリン酸塩 - 温水で強い洗浄力がある。硬いせっけんとなる。
  • ミリスチン酸塩 - 冷水によく溶け洗浄力も強い。きめ細かい泡を作る。硬いせっけんとなる。
  • ラウリン酸塩 - 冷水によくとけ洗浄力もある。きめ細かく豊富な泡を作る。肌刺激性がある。
  • リシノレン酸塩 - カスターオイルにのみ存在する脂肪酸。水によく溶け硬い石鹸となる。他の脂肪酸との組み合わせで豊富な泡を作る。
  • スクワレン - 人間の皮脂に含まれる油分で、肌の水分と油分のバランスを良好に保つ。
  • ビタミンE - 肌の老化を防ぐ。せっけんの酸化を防ぐ働きも。
*脂肪酸塩とは脂肪酸とアルカリが反応してできる”せっけん”のことです



[オリーブオイル Olea europaea]

オレイン酸 63-81%、パルミチン酸 7-14%、リノール酸 5-15%、ステアリン酸 3-5%
スクワレンも1%ほど含まれる。
高い保湿効果、抗炎症もあるので軽いやけどや皮膚炎にも使われます。
長く乾燥させると硬く、ねっとりとした泡立ちのせっけんとなります。洗浄力も高く手作りせっけんでは一番人気のあるオイルです。使用感はさっぱりとしているのですべての肌タイプに向いています。
単一オイルせっけん(100%オリーブオイルせっけん)でもバランスが良い。


[ココナツオイル Cocos nucifera]

ラウリン酸 39-54%、 ミリスチン酸 15-23%、 パルミチン酸 6-11%、 カプリン酸 6%、 オレイン酸 4-11%、ステアリン酸 1-4%、 リノール酸 1-2%
肌の保湿、保護の効果に加え抗菌作用もある。硬く、泡立ちの良いせっけんとなる。肌に刺激性があるラウリン酸を含むため、配合を半分かそれ以下にすると良い。バージンココナツオイルでつくったせっけんはよりマイルドになる。使用感はさっぱり。オイリー肌向け。育毛効果もあるといわれるのでシャンプーバーにもいいかもしれません。冷水や硬水にもよく溶け洗浄力もあるので洗濯石鹸としては優秀です。


[米ぬかオイル Oryza Sativa]

リノール酸 32 - 47%、 オレイン酸 32 - 38%、 パルミチン酸 13-23%、 ステアリン酸 2-3%、 リノレン酸 1-3%
ビタミンEを多く含み、抗酸化作用もある。敏感肌向け。とてもやわらかいせっけんとなる。洗浄力は弱めなので乾燥肌・敏感肌向け。使用感はしっとりつるつる。いつか100%米ぬかオイルせっけんを作ろうと思っています。


[キャノーラオイル Canola Oil]

オレイン酸 32-62%、 リノール酸 15-22%、 α-リノレン酸 10%、 パルミチン酸 1-4%、 ステアリン酸 2%
肌への浸透性がよく保湿、肌をなめらかにする。安価なオイルなのでせっけんの嵩を増やしたいときに。100%キャノーラオイルせっけんはとてもやわらかく溶けやすい。 洗浄力はあるのでとろとろせっけんとして使ってもいいかも。


[グレープシードオイル Vitis Vinifera]

リノール酸 58-78%、 オレイン酸 12-28%、 パルミチン酸 5-11%、 ステアリン酸 3-6%
ビタミンEを多く含み肌をやわらかくなめらかにする。抗炎症、抗酸化作用があるので軽い皮膚炎にも使われる。こちらも嵩増し用オイルとしてせっけんに配合する。100%グレープシードオイルせっけんはやわらかく溶けやすいうえ洗浄力も弱いものになる。せっけんにするよりクレンジングオイルとしてのほうがグレープシードオイルの性質を生かせるのかも。



*** おすすめレシピ ***
  1. さっぱりせっけん(普通肌~オイリー肌向け)
    50% オリーブオイル、20% ココナツオイル、20% 米ぬかオイル、10% キャノーラオイル
    スーパーファット3~5% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ ココナツオイルを完全に溶かしたら他のオイルと混ぜる。苛性ソーダと水を混ぜ白濁から透明になったらオイルと混ぜる。空気を入れないように混ぜ、スティックブレンダーがあれば使用し少しずつ様子を見ながら混ぜていく。軽いトレースが出たらスティックブレンダーを使わずゆっくり混ぜる。エッセンシャルオイルやオプションを入れる。10分とたたずトレースがでるはずなのでもったりする前に型に入れる。軽く保温して24時間待つ。
      
  2. しっとりせっけん(乾燥肌~普通肌向け)
    30% オリーブオイル
    30% グレープシードオイル
    20% ココナツオイル
    20% 米ぬかオイル
    スーパーファット5~8% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ 1.のさっぱりせっけんと同じ。
      
  3. そんなにたくさんオイル買いたくないわよせっけん(すべての肌タイプ向け)
    100% オリーブオイル or 米ぬかオイル or キャノーラオイル
    スーパーファット3~10% (苛性ソーダの量は計算機で、例えばコチラ)
    水はオイル全量の30%
    +ポイント+ 肌タイプによってスーパーファットの量を加減してください。
どのレシピも水の量が少なめなので、トレースが早くでます。マーブルなどの模様をつけたりオプションでハーブを入れる場合は軽いトレースが出た時点で加えてゆっくりしっかり混ぜます。軽く保温をしてじっくり24時間寝かせましょう。固まったのを確認したら型からだしてすぐに切ってもよし、周りが少し乾いて扱いやすくなってから切るもよし。せいぜい2~3日のうちには切りましょう。長く置くと硬くて切れなくなりますよ!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
せっけんの作成、使用に関しては十分安全に気をつけてください。
肌に合わない場合はすぐに使用を中止して専門家のアドバイスを受けましょう!


更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村

06 November 2014

せっけん 失敗談 - 小さい穴と不均一なせっけん -


少ない経験とネットで集めた情報から、せっけん作りの失敗をさける方法をいくつか見つけました。私自身の失敗せっけんと考察をまとめてみました。
English article is HERE [ SOAP FAILURE - AIR HOLE AND UNEVEN SOAP - ]


left and center have air hole and right one has uneven texture in the middle of the soap


+++ 小さい穴 +++
Another soaps with air hole
せっけんのなかに小さな穴ができてしまいました。これはトレースが急激にすすんで型に流すときに空気が入り込んだため起こります。なぜトレースが急激にすすんだか?温度が高すぎたためです。オリーブ、ココナッツ、ライスブラン、パーム、カスターオイルをブレンドして作ったせっけんですが、オイルの温度も苛性ソーダ水の温度も高いまま混ぜてしまいました。もしオプションをなにもいれずトレースがでた時にすぐ型に流せれば問題はないかもしれませんが、このとき私は2種類のせっけんを同じせっけん液で作っていました。右の写真がひとつめに作業したものですが削ったレモングラスせっけんとトレースがすすんだ石鹸液を混ぜたので空気が入り込みました。







+++ 不均一なせっけん +++
うえの写真の一番右のせっけんのちょうど真ん中当たりに周りと少し色の濃いところがあります(ラベンダーカラーではない部分)。パームオイルが溶け切らないうちに苛性ソーダ水を加えるという、せっけん作りの基本をガン無視して起きたミスでした。(というか待ちきれなかったんです)



更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村

せっけん 失敗談 - ソーダ灰 -

少ない経験とネットで集めた情報から、せっけん作りの失敗をさける方法をいくつか見つけました。私自身の失敗せっけんと考察をまとめてみました。
English article is HERE

+++ ソーダ灰 +++
ソーダ灰は無害で主にコールドプロセスで作られたせっけんの表面に現れます。が、見た目がよろしくないです。表面のソーダ灰はスチームをあてることで消せますが少し深いものはとりきれません。ソーダ灰を防ぐにはせっけん液の温度管理がきもではないかと思います。というのも、トレースがでるまでの鹸化、型にいれてからの鹸化に温度が密接に関係しているからです。温度を制するものはソーダ灰を制す!とてもなめらかなせっけんができあがるハズです。

Ash happened along pink swirl and surface
このせっけんはオリーブオイル70%、パームオイル20%、ココナッツオイル10%とレモンピールやリコリスなどのハーブとピンク色素を使用して作りました。

パームオイルとココナッツオイルを溶かすため35℃以上まで暖めました。苛性ソーダ水は普段から冷まさずに使っているので、温かいオイルと熱い苛性ソーダ水を混ぜました。せっけん表面に模様をつけるためピンク色素を少量のブレンドオイルと混ぜ、せっけん液にトレースがでたところでほんの少量を色素・オイルに混ぜました。ピンクのせっけん液というよりピンクのどろっとしたオイルと言ったほうが近いものでした。
せっけん液はかなり熱くなりトレースが出るのもとても早かったです。型に流してから表面に模様をつけ、タオルでつつみ加熱していないオーブンのなかに静置しました。



Ash on surface and waved on the top (Alien Brain!)
こちらのせっけんは75%オリーブオイル、25%ココナッツオイルと少量のハーブ、フレグランスを使って作りました。ココナッツオイルを温め溶かしオリーブオイルと混ぜ、熱い苛性ソーダ水を加え混ぜました。10分ほどでトレースがでて型に流しタオルでつつみ加熱していないオーブンのなかに静置しました。



どちらのせっけんもしっかり固まり、見た目もさほど悪くはないですが今後ソーダ灰やエイリアンの脳みそとよばれる状態(写真参照)にならぬよう温度管理の対策をしようと思っています。


更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村

05 November 2014

苛性ソーダ水


苛性ソーダ水を作るときどうやっていますか?

This is my lye solution in a mayonnaise bottle


苛性ソーダ水を作るとき、どのウェブサイトを見ても
苛性ソーダに水を加えないこと! とあります。
急激な温度の上昇が容器の破損につながる危険があるからという理由ですが
私は苛性ソーダを入れたガラス容器に水を加えています。
 なぜ?あたまおかしいんじゃないの!と思いますか?

ひとつめの理由は
苛性ソーダに水を加えた際、溶液の温度は80度くらいまで上昇しますが、この温度ではガラス容器は破損しないからです。室温の水が20度くらいとしても温度差は60度です。100度の沸騰したお湯をガラスのコップに加えても破損した経験ありませんし。

ふたつめの理由は
苛 性ソーダは大気中の水分をすってすぐにべとつきます。そうなると苛性ソーダが測りとった容器にくっつき、完全に測ったすべてを水に加えることができなくな ります。個人的にはこれがとてもいやなのです。 苛性ソーダを測りとった容器に水を加えれば、洗う容器もひとつ、溶かしもれなく苛性ソーダ水ができます。

苛性ソーダは取り扱いに注意が必要な薬品ですので、せっけん作りをする際は安全な方法で行ってください。手袋、ゴーグルの着用、風通しのいい場所で溶液を作ること。
写真でもわかるように、私は屋外で苛性ソーダ水を作っています。

****私の手順を推奨する目的ではありません****



更新の励みになります、ありがとうございます!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ
にほんブログ村